韓国で12月3日夜、ユン・ソンニョル大統領が突如戒厳令を発令し、わずか6時間後に解除するという異例の事態が発生しました。国民からは驚きと非難の声が上がり、大統領の政治生命を揺るがす大騒動へと発展しています。一体何が起きたのか、そして今後の韓国はどうなるのか、jp24h.comが詳しく解説します。
戒厳令発令の真相：北朝鮮の脅威？それとも…
ユン大統領は戒厳令発令の理由を「北朝鮮の脅威からの防衛」「反国家勢力の排除」「憲法秩序の守護」と説明しました。しかし、国民やメディアの反応は冷ややかです。
戒厳令発令時のユン大統領
実際には、国会での予算案審議の行き詰まりや、大統領夫人に対する疑惑追及など、国内政治の混乱が真の理由だとする見方が有力です。与党内からも「違憲だ」との批判が噴出し、野党は弾劾訴追の手続きを開始しました。国民の多くも、戒厳令発令は行き過ぎた措置だと感じているようです。SNS上では「恥ずかしい」「なぜこんなことを？」といった落胆の声が広がっています。
弾劾訴追の可能性と歴代大統領の末路
戒厳令騒動の直後、野党はユン大統領に対する弾劾訴追案を提出しました。可決されれば、大統領は職務停止となり、憲法裁判所の判断を待つことになります。さらに、内乱罪での告発も検討されており、最悪の場合、死刑になる可能性も否定できません。
2023年来日時のユン大統領
韓国の歴代大統領は、退任後に逮捕・起訴されたり、自殺に追い込まれたりするなど、悲劇的な末路を辿るケースが少なくありません。歴史を紐解くと、権力闘争の激しさや政治の不安定さが浮き彫りになります。新城道彦教授（フェリス女学院大学）の著書『朝鮮半島の歴史――政争と外患の六百年』では、朝鮮王朝時代から現代に至るまでの政治力学を分析し、韓国政治特有の構造を明らかにしています。
ユン大統領の未来は？韓国政治の行方は？
今回の戒厳令騒動は、韓国政治の不安定さを改めて浮き彫りにしました。弾劾訴追の行方、そしてユン大統領の政治生命は風前の灯火です。今後の韓国政治の動向に、世界中から注目が集まっています。jp24h.comでは、引き続きこの問題を追跡し、最新情報をお届けしていきます。
