新幹線で席が空いたら友達を呼べる?指定席のルールと賢い席の選び方

新幹線での旅行、せっかく友達と行くのに席が離れてしまったら残念ですよね。もし隣の席が空いたら、友達を呼んで一緒に座りたい! でも、それってルール違反? そんな疑問を解決すべく、新幹線の指定席ルール、賢い席の選び方、そして「座席未指定券」について詳しく解説します。

新幹線の座席の種類と料金

新幹線には「自由席」「指定席」「グリーン車」など、いくつかの座席の種類があります。それぞれのメリット、デメリット、そして料金の違いを理解しておくと、より快適な旅を楽しめます。

自由席:手軽さとリスク

自由席は、指定された車両内であればどこに座ってもOK。手軽で料金も比較的安いのが魅力です。しかし、混雑時には座れない可能性も… 特に連休や年末年始などは、早めに並んで席を確保する必要があるかもしれません。

指定席:確実性と安心感

指定席は、事前に座席を指定できるので、確実に座れるのが最大のメリット。料金は自由席より少し高くなりますが、確実に座りたい方、グループで旅行する方にはおすすめです。

グリーン車:ワンランク上の快適さ

グリーン車は、より広々とした座席、リクライニング機能、そして静かな空間を提供します。料金は高くなりますが、特別な日や長時間の移動で、より快適な旅をしたい方にぴったりです。

グリーン車のイメージグリーン車のイメージ

各座席タイプの料金比較

例えば、東京駅から仙台駅まで「やまびこ」を利用する場合、料金は以下のようになります。(あくまでも例であり、実際の料金は時期や列車によって異なります。)

料金表料金表

(出典:東日本旅客鉄道株式会社「きっぷあれこれ 特急券」を基に筆者作成)

指定席のルール:空席でも移動はNG?

隣の席が空いている… 友達を呼んで一緒に座りたい… でも、ちょっと待ってください! 東日本旅客鉄道株式会社の「旅客営業規則」第182条の4によると、指定席券を購入した場合、その券面に記載された席以外に座ることはできません。たとえ空席があっても、勝手に移動するのはルール違反です。

どうしても席を移動したい場合は?

どうしても席を移動したい場合は、乗務員に相談してみましょう。状況によっては、差額を支払うことで席の変更が可能な場合もあります。しかし、勝手に移動して、本来その席に座るはずだった乗客に迷惑をかけることは避けましょう。最悪の場合、損害賠償を請求される可能性もあります。

賢い席の選び方

新幹線での快適な旅を楽しむために、席選びも重要です。窓側?通路側?進行方向? 自分の好みに合わせて、最適な席を選びましょう。

窓側席:景色を楽しみたい方に

景色を眺めながらゆったり過ごしたい方には窓側席がおすすめです。ただし、トイレに行く際などに隣の席の人に気を使う必要があります。

通路側席:移動が多い方に

トイレに頻繁に行きたい方や、荷物の出し入れが多い方には通路側席が便利です。

座席未指定券:柔軟性と自由度

「座席未指定券」をご存知ですか? これは、指定席のように座席を事前に指定するのではなく、空いている席に自由に座れるチケットです。指定席と自由席の中間のような存在で、自由席よりも確実に座れる可能性が高いのがメリットです。

まとめ:ルールを守って快適な新幹線旅を

新幹線で快適な旅を楽しむためには、ルールを守ることが大切です。指定席の空席に勝手に移動するのはNG。どうしても席を移動したい場合は、乗務員に相談しましょう。そして、席選びや「座席未指定券」を活用して、より快適な旅を満喫してください。