ソウル・明洞の中国大使館前で反中デモ…台湾出身者「理由もなく言いがかり」


【写真】「尹錫悦大統領弾劾反対」「ノー・チャイナ」のプレカードを手にするデモ参加者たち

 尹大統領の支持者らが「中国政府糾弾」デモを開いたのは、大統領の弾劾訴追後、反中感情が高まっている影響だとみられる。光化門やソウル市竜山区漢南洞などで尹大統領の支持者らが集まった弾劾反対デモでは「前回の国会議員総選挙は不正選挙だった」という発言がよく聞かれるが、その背景に中国政府がいるという疑惑を彼らは主張している。この日のデモでも、デモ隊は「ストップ・ザ・スチール(STOP THE STEAL)」など不正選挙疑惑に関するプラカードを掲げていた。米アリゾナ州から来たケネス・ソさん(63)は「中国の朝鮮族が(地方選挙)投票権を持っているなんて話にならない」と言った。

 デモが行われた場所は、新世界デパート本店に設置されている大型電光掲示板がよく見え、外国人観光客の間で「映えスポット」として有名な場所だ。デモ隊が「習近平アウト」と叫ぶと、スマートフォンを手に記念写真を撮ろうとしていた中国人観光客たちは慌ててその場を離れた。ある中国人観光客(27)は驚いた表情で、「韓国の政治についてはよく分からないが、中国が(韓国の国会議員)選挙に介入したというのは同意しない」「あのようにデモをするのは時間の無駄だと思う」と語った。



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