24年「デジタル赤字」6兆円超 米巨大企業が市場支配、資金流出


 デジタル関連の収支には、個人や企業のデータを社外に蓄積して利用する「クラウドサービス」の利用料や、インターネット広告の料金などが含まれる。クラウドサービスはアマゾン・コムやマイクロソフト、ネット広告ではグーグルなどの存在感が大きい。

 日本からのIT関連の輸出額から輸入額を差し引いたデジタル赤字は14年に2兆225億円だったが、24年には3倍超に拡大。24年の赤字額は、インバウンド(訪日客)が好調だった旅行収支の黒字額(5兆8973億円)を上回る規模となった。個人や企業がデジタル技術を利用するほど、米巨大企業への支払いが増える構図が定着している。



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