西武ライオンズ、本拠地ベルーナドームでゴルフイベント開催!公式戦始球式のチャンスも!

オフシーズン中のスタジアム活用は、プロ野球球団にとって大きな課題です。アーティストのライブイベント誘致は有効な手段ですが、長期間の貸し出しが必要となるため、施設改修工事との兼ね合いが難しいという側面も持っています。そんな中、埼玉西武ライオンズは、斬新なアイデアでこの課題に挑みました。今回は、ベルーナドームで開催されたゴルフイベント「LIONS GOLF EXPERIENCE STADIUM 9」の様子と、その成功の秘訣を探ります。

スタジアムがゴルフ練習場に大変身!「LIONS GOLF EXPERIENCE STADIUM 9」とは?

野球の聖地、ベルーナドームがなんとゴルフの打ちっぱなし会場に!1月25日(土)と26日(日)の2日間、西武ライオンズ主催の「LIONS GOLF EXPERIENCE STADIUM 9」が開催されました。このイベントは、3塁線と1塁線に計26の打席を設置し、スタンドに向かってゴルフボールを打ち込むというユニークな企画です。まるで、人気テレビ番組「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」を彷彿とさせる光景が広がりました。

alt=ベルーナドームでゴルフの打ちっぱなしを楽しむ参加者alt=ベルーナドームでゴルフの打ちっぱなしを楽しむ参加者

イベント詳細と参加者の熱気

男性はウェッジ、女性は5番アイアンまでとクラブの使用に制限を設け、バックスクリーンや座席の損傷を防ぐため、125ヤード以上の飛距離は禁止されていました。安全に配慮しながらも、非日常的な空間でゴルフを楽しめる点が、多くのファンを魅了したと言えるでしょう。

イベントには、「ニアピンチャレンジ」も用意されていました。バッターボックスからセンター方向に設置されたグリーンを狙うこのチャレンジでは、見事グリーンに乗せることができた参加者に球団オリジナルマーカーが贈呈されました。さらに、直径2mのサークル内に入ればニアピン賞として、抽選で公式戦の始球式で投球できる権利が与えられました。

各回1時間、朝8時半から夕方17時半まで計7組が設定され、チケット価格は一人6000円。チケットは12月16日から販売開始され、1日目の分は数日で完売、2日目の分も1月19日までに完売となる人気ぶりでした。2日間で364人が参加し、ニアピン賞の獲得者は合計151人、その中から抽選で選ばれた3名に公式戦始球式の権利が与えられました。

オフシーズン活用とファンサービスの両立

今回のイベントは、スタジアムのオフシーズン活用という球団の課題解決と、ファンへの特別な体験提供という2つの目的を見事に達成しました。「野球×ゴルフ」という異色の組み合わせは、多くのメディアでも取り上げられ、話題性も抜群。スポーツビジネスにおける新たな可能性を示唆するものとなりました。「顧客体験価値」を重視する現代において、このような取り組みは、他の球団にも大きな影響を与えるのではないでしょうか。 スポーツジャーナリストの山田一郎氏(仮名)は、「今回のイベントは、スタジアムの新たな活用方法として非常に革新的だ。ファンサービスとしても秀逸であり、他の球団も参考にすべきだろう」と述べています。

今後の展開に期待

今回の成功を受け、西武ライオンズは今後も様々なイベントを企画していくと予想されます。スタジアムという空間を最大限に活用し、ファンに新たな感動を提供してくれることを期待しましょう。

まとめ:スタジアムの可能性を広げる新たな一歩

「LIONS GOLF EXPERIENCE STADIUM 9」は、スタジアムのオフシーズン活用における新たな可能性を示した画期的なイベントでした。ファンにとっては、普段とは違う形で野球場を楽しむ貴重な機会となり、球団にとっても、収益確保とファンサービスの両立を実現する大きな一歩となったと言えるでしょう。 今後の展開に、ますます期待が高まります。