妻を薬漬けにして集団レイプ… 「父は私にも手を出していた」 仏史上「最悪の強姦魔」の娘はいま何を語るのか


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約4ヵ月にわたった公判を経て、「史上最悪の強姦魔」を父親に持った娘のカロリーヌ・ダリアンはいま何を思うのか。英紙の独占インタビューで、家の中で起きていたおぞましい性的虐待、おそらく自分も被害者だという確信、そして筆舌に尽くし難い父への怒りを語った。

体の震えが止まらなくなった

引退後に南仏プロヴァンスにある美しいマザン村に移り住んだ両親との関係も良好だった。夏になれば、その田舎の家で休暇を過ごし、プールのある庭でのんびりしたり、バーベキューを楽しんだり、父親とサイクリングに出かけたりした。

そんな平穏な日常が崩壊した瞬間を、ダリアンははっきり覚えている。2020年11月のある月曜日の夜、時計は午後8時25分を指していた。ちょうどテイクアウトした和食が入った紙袋をキッチンカウンターに置いたとき、母親のジゼル・ペリコから電話がかかってきた。

どこか静かなところで座って話を聞いてほしいという母には、何か言いにくいことがあるようだった。

ダリアンは最初、父親の体のことかと思った。やや肥満気味で持病があるのに加え、フランスはまだコロナ禍の最中だった。

しかし、代わりに告げられたのは、父のドミニク・ペリコがスーパーマーケットで女性のスカートの中を盗撮した容疑で逮捕されたということだった。

さらに警察が父の携帯電話やコンピュータを調べたところ、10年にわたって父が薬物を使って母の意識を失わせ、自宅でレイプしていたことを示す数千もの画像や動画が発見されたという。

父だけでなく見知らぬ男たちにレイプされている様子も撮影されていた。22~71歳までの少なくとも70人の男たちの身元については、警察が確認中だという。

ダリアンは、何を言われているのか理解できなかった。体の震えが止まらなくなり、叫び、父を大声で罵り、息ができなくなった。

「まるで大波にのまれたかのようでした」と、4年経ったいまでもまだ衝撃のさなかにいるダリアンは言う。「私という人間を築いてきたすべての礎が崩れ去ったのです」

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Angelique Chrisafis



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