立憲民主党の米山隆一衆院議員(57)が20日、X(旧ツイッター)を更新。日本維新の会の兵庫県議が、百条委員会の非公開音声データを、NHKから国民を守る党の立花孝志党首に渡していたとの報道を受け、日本維新の会を痛烈に非難した。
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斎藤元彦兵庫県知事のパワハラなどを巡る疑惑を巡る百条委員会で、メンバーで日本維新の会に所属する増山誠県議(46)は19日夜、ユーチューブの生配信番組で、昨年10月に非公開で行われた百条委の証人尋問の音声データを立花氏に渡したことを謝罪した。
音声データでは、10月25日に開かれた片山元副知事の証人尋問の際、亡くなった県民局長の私的文書の内容について話し始めた片山氏を、奥谷謙一委員長が制する場面などが含まれていた。昨年11月の知事選に影響が出ないように証人喚問はこの証人尋問を非公開となり、選挙後に録画を公開する方針だった。
しかし、兵庫県知事選で「2馬力選挙」を展開した立花氏が選挙期間中に音声データをSNSで公開した上で、告発者は私的情報が漏れることを恐れて自殺した可能性が高いのに、百条委がそれを隠したと主張。データの出どころを巡って物議を醸していた。
米山氏にとって日本維新の会は、旧民主党に合流前に在席していた”古巣”にあたる。投稿では、一連のネット報道を引用して、「維新の増山誠・兵庫県議が立花孝志氏に、非公開の百条委音声データを渡したことを認めました」と紹介。「あのでたらめな2馬力選挙をつくったのは、維新だったという事です。彼らのでたらめな体質を、われわれはよくよく理解するべきです」と強烈な言葉で非難した。
フォロワーらからは「政治家としてというより、人として問題あると思います」「元々斎藤氏が初めて県知事に出馬したのも維新のバックアップがあったから。維新の県会議員が斎藤氏に肩入れするのもごく自然の流れですね」「選挙で選ばれた議員が、自ら選挙制度の根本をぶち壊すなんて、あり得ない!」などの声が寄せられた。
中日スポーツ