ゴールデングローブ賞で作品賞など4冠に輝いた米ドラマ「SHOGUN 将軍」に出演した俳優アンナ・サワイさん(32)が、米タイム誌の「今年の女性」の1人に選ばれた。
【写真】米カリフォルニア州で2025年1月5日、ゴールデングローブ賞で主演女優賞に選ばれたアンナ・サワイさん=ロイター
同誌ウェブサイトの紹介記事は、アジア人女性がハリウッドにおいて「モノ扱い」や「性的な対象」として描写されてきたと指摘し、ニュージーランド生まれのサワイさんがそうしたイメージに挑戦していることを評価。記事には「アンナ・サワイはハリウッドのアジア人女性にもっと期待している」との見出しがつけられた。
「SHOGUN 将軍」は、主演の俳優真田広之さんが製作した10話からなるドラマシリーズ。サワイさんは、武将の妻であり、知勇を兼ね備えたキリスト教徒の通訳、戸田鞠子役を演じ、ゴールデングローブ賞とエミー賞(ドラマシリーズ部門)で主演女優賞を獲得した。
「今年の女性」には、他に、女性監督と協業してハリウッドの変革を訴える俳優のニコール・キッドマンさんや、夫ら70人以上から性暴力を受けた被害者として実名で証言台に立った仏女性ジゼル・ペリコさん(72)ら12人も選ばれた。(松尾一郎)
朝日新聞社