【北京=三塚聖平】中国外務省の華春瑩(かしゅんえい)報道官は7日、習近平国家主席が10日から15日にかけてギリシャとブラジルを訪問すると発表した。ブラジルでは、新興5カ国(BRICS)首脳会議に出席する。
貿易協議の「第1段階」部分合意の署名を行う米中両首脳の開催地としてブラジルが有力だという見方も一部であったが、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は6日に「署名には早すぎるだろう」という関係筋の見方を伝えた。同関係筋は、米中両国が合意の詳細に関する作業を続けているとした上で、米国での首脳会談開催については「中国は合意しないだろう」という見方をサウスチャイナ紙に示している。