台風19号で大きな被害を受けた宮城県丸森町の保科郷雄町長は8日、復旧に必要な土木系の技術職員が不足しているとして、仙台市の郡和子市長に職員の派遣を要請した。郡市長は「早急に検討する」と話した。
県によると、丸森町は今後、国による復旧費用の査定に備え、道路や河川の被災箇所や規模を特定する必要がある。ただ、町の土木系の技術職員は3人のみで、膨大な被災地域をカバーするのは困難だという。
要請に同席した村井嘉浩宮城県知事は「全国の自治体にも要請しているが、被災自治体が多くなかなか技術職を出してもらえない。特段の配慮をしてほしい」と訴えた。