水の都ベネチア、水没の危機 記録的な高潮

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13日、イタリア北部ベネチアでサンマルコ広場を歩く市長(ロイター)

13日、イタリア北部ベネチアでサンマルコ広場を歩く市長(ロイター)

 【パリ=三井美奈】イタリアで「水の都」として知られる観光地ベネチアが悪天候続きで高潮に見舞われ、市当局によると12日夜に水位が187センチまで上昇した。

 市中心部にあるサンマルコ広場は一面水に覆われ、水位は50センチを超えた。ロイター通信によると、中心部の一部が停電となり、男性1人が感電死したという。高潮は13日も続き、当局は警戒を呼びかけている。

 ベネチアは多数の島を運河が結ぶ構造で、一帯はユネスコの世界遺産に登録されているが、近年高潮の被害が深刻化していた。1966年には、194センチまで上昇した記録がある。

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