“高額療養費制度”議論のウラで「立民vs公明」が手柄争い 「野田さんは財務省に取り込まれていたのに、豹変した」


【写真を見る】野田代表だけではなかった! 「財務省に取り込まれていた」立民幹部とは?

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立民幹部は財務省に取り込まれていた

 と言うのは政治部デスク。

「昨年の衆院選で8議席を減らした公明党は今夏の参院選への影響を極度に恐れています。与党でありながら、主要政党の存在感で立民と“最下位”を争う危機的状況にありますからね」

 思えば、石破首相は高額療養費に関して“今年は予定通りに患者負担を増やし、来年以降については再検討する”としていた。

「立民は表面的には反対しつつ、ウラで首相の判断を容認する段取りを組んでいました。財務相経験者の野田佳彦代表や、安住淳衆院予算委員長ら党幹部が財務省に取り込まれていたからで、立民と与党は、水面下で“首相の判断を渋々容認する”との筋書きで一致していたのです」

 が、世論は強く反発した。

「患者団体の代表らが、涙ながらに見送りを訴えた記者会見が決定打となりました。国立がん研究センターのデータで、男性の約6割、女性の約5割ががんと診断されるとされ、国民の死因でも最も多い疾病ですから」

野田代表の更迭を求める声も

 立民幹部が後を引き取る。

「野田さんが豹変したのは、党の支持率が低迷しているから。昨秋の衆院選で、野党は議席を増やして自公を少数与党に追い込んだ。ただ、あれは自民党が裏金問題で勝手にコケただけ。野党が国民の支持を広げたワケではありません」

 予算案の修正が取り沙汰される今国会での対応には、

「国民民主党が掲げる“年収の壁の引き上げ”や、日本維新の会が主張する“教育無償化”に陽が当たる一方、ウチは完全に埋没した。党内には“成果を上げないと参院選で勝てない”との危機感だけでなく“財務省べったりの野田じゃダメ”“もっと国民へのアピール力がある代表にするべきだ”と、野田さんの更迭を求める声まで出始めています」



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