「運転しててこのままドーンっていったら、ちょっと病院で寝られるかなみたいな…」
2025年1月に配信されたYouTubeチャンネル「Short Hope」で、こう発言していた広末涼子容疑者(44)。
事故を起こした後、搬送先の病院で看護師に暴行を加え、傷害の現行犯で逮捕された。その後、危険運転致傷の疑いで家宅捜索が行われる事態になった。
いったい広末容疑者に何が起きたのか。
トンネル右側に衝突…跳ね返ってトレーラーに追突
4月7日、ことの始まりは新東名高速のトンネル内で起きた追突事故だった。
視聴者が撮影した映像では、広末容疑者が運転していた黒い車が右車線に止まり、その数10m先には広末容疑者が追突した大型トレーラーが止まっているのが確認できる。
運送会社を取材すると事故の詳細が明らかになった。
追突された運送会社:
一番左の車線を走行していたら後ろから車が飛ばしてきたんです。
広末容疑者の車は、トンネルの右側の壁にぶつかると、跳ね返った勢いで車線を越え、トレーラーの右後ろに突っ込んできたという。
追突された運送会社:
警察から「運転手は女性」と聞いていましたが、翌日、相手の弁護士から連絡があり、広末容疑者だと初めて知りました。
捜査関係者によると、現場にブレーキ痕はなかったという。一体、なぜそんな無謀な運転をしたのか。
「なぜか広末さんだけ先に帰ってしまった」
広末容疑者はこの日まで数日間にわたり奈良県で映画の撮影をしていて、4日には奈良・吉野町にある民家で映画の撮影を行っていたという。
撮影を見ていた人は…。
映画の撮影を見ていた人:
普通に撮影1日かかってました。演技についてはスタッフさんとずっと話してる感じ。一生懸命でしたよ。
――スタッフと広末容疑者のトラブルは?
映画の撮影を見ていた人:
ないです。声を荒立てるとかそんなのは全然なかったですよ。
トラブルなどもなく、役作りに集中していたという広末容疑者。事故当日は、奈良市内の病院で撮影を行っていたという。
映画を撮影していた病院の関係者:
(広末容疑者が)来るとしか聞いてなくて、いつあるからとかは職員にも公開されてないんで。混乱を避けるために言わないみたいな感じ。
しかし、別の関係者に話を聞くと、新たな事実が明らかになった。
映画の事情を知る関係者:
(病院の撮影は)もともと6日と7日の2日間の日程が組まれていましたが、6日の撮影がなくなり(事故当日の)7日だけになったんです。撮影が押しているようでした。ですが結局その日も撮りきれなくて、後日撮影することになりました。
そんな現場で、広末容疑者は…。
映画の事情を知る関係者:
撮影は夜9時まで続いていたんですが、なぜか広末さんだけ先に帰ってしまったようです。
撮影が続く中、1人先に帰ったという広末容疑者。撮影の中で何かトラブルがあったのだろうか。
「広末です」サービスエリアで“不可解な行動”
その後、さらなる異変は、撮影現場から車で約3時間ほどの距離にある浜松サービスエリアで起きた。広末容疑者は「広末です」と名前を叫びながら利用者に声をかけ抱きつくなど、不可解な行動をとっていたという。
サービスエリアで奇声を聞いた人:
午後4時半から5時半の間かな。1人で大きな声を出している、奇声をあげている。ワーでもキャーでもない。おそらく駐車場かと思う。
事故を起こしたのは、サービスエリアを出て30kmほど運転した先でのことだった。
薬物検査の結果、違法な薬物は検出されなかったというが、最大で4月19日まで勾留が決まっている。
(「Mr.サンデー」4月13日放送より)
Mr.サンデー