ベッセント米財務長官とグリア米通商代表部(USTR)代表、中国の何立峰(ホーリーフォン)副首相が今週末、訪問先のスイスで会談することになった。米中両政府がそれぞれ発表した。100%を超える超高関税を互いに掛け合って以来、両国の高官が協議するのは初めて。緊張緩和の糸口を見いだせるかが焦点になる。
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USTRは6日、会談で「通商問題について議論する」と発表した。ベッセント氏は同日、米FOXニュースのインタビューに対して、会談は10、11日に行うと明言した。
トランプ政権が「相互関税」など複数の関税の組み合わせで中国に累計145%の追加関税をかけ、中国の対米報復関税も125%に達する異例の状況が約1カ月続いてきた。
朝日新聞社