「官僚的な迷宮、手抜き展示…」NZ出身万博オタクが酷評する大阪万博と批判者に罵詈雑言浴びせる自称維新支持者


ニュージーランド出身の万博オタク「魂を打ち砕くような失敗作」

 自称「万博オタク」であり、世界各地の万博を熱心に訪れてきたコール・キャメロン氏(ニュージーランド出身)がX(旧Twitter)に投稿した痛烈な批判は、その象徴であろう。彼は、万博に大きな期待を寄せていたにも関わらず、実際に体験したとされる(あるいは伝え聞く)デジタル環境の劣悪さを「ダイヤルアップ時代並み」と断じ、使いにくい複数のアプリ、基本的なUIデザインの欠陥を列挙した。予約システムの煩雑怪奇さ、パビリオンや食事に至るまで抽選に頼らざるを得ない不便さを「官僚的な迷宮」と表現し、過去の万博(上海、麗水、ミラノ)でのスムーズな体験とは比較にならないと嘆いた。会場の魅力のなさについても、「魂のない企業見本市」「手抜きの展示」と厳しく評価し、高額な飲食への不満も隠さない。結論として「魂を打ち砕くような失敗作」「期待の裏切り」とまで断じ、訪問を全く推奨せず、USJや東京行きを勧めている。これは単なる反対派の意見ではない。万博を愛し、日本の技術力やホスピタリティに高い期待を寄せていた人物からの、具体的で、それ故に重い告発である。このような声は、万博の開催能力、大阪の行政手腕そのものへの深刻な疑念を抱かせる。本当に「未来社会のショーケース」を世界に示す準備ができているのか。それとも、見切り発車で突き進んだ結果、国際的な恥を晒すことになるのか。開幕直後の現場の混乱、通信障害、長蛇の列、案内不足といった報道も、キャメロン氏の指摘を裏付けるかのようだ。



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