「中国にコメを輸出し価格高騰の元凶」ネット動画をニトリ否定「事実と異なる情報が拡散」


拡散している情報の源流とみられるのは、ある経済専門家がユーチューブ番組の中で、「ニトリは2021年から、ホクレンのパールライス工場に集めて小樽港から中国に輸出している」などと紹介している場面だ。

この場面を切り取り、「ニトリが中国にコメを輸出してぼろ儲け」などのタイトルを付けて、昨今のコメ高騰との因果関係を示唆するようなテロップを添えた複数の動画が拡散している。

こうした動画が引用されたX(旧ツイッター)の投稿には、「ニトリは売国企業だな」「疑惑というか事実」「撤退しろ」といったコメントが付いている。ニトリの「製品はもう買わない」と不買を宣言する書き込みもあった。

こうした状況について、ニトリ広報部は「お米の輸出は当社グループにおいて2022年1月に一度行ったことは事実ですが、それ以降お米の輸出の実績はございません」と説明。ニトリがコメを現在も中国に輸出しているという情報は「事実と異なる」と強調した。

ニトリは、「今後、当社グループの事業活動につきまして、より一層ステークホルダー(利害関係者)の皆様に正しくご理解頂くよう努めてまいります」としている。



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