夫は「自己負担」で会社の飲み会に参加しています。年に3~4回程度ですが、定年までの間にどのくらいの負担になるのでしょうか?


本記事では、飲み会の費用が定年までにどれくらいの金額になるのか、またそれをどう家計管理に組み込むべきかについて解説します。

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夫の会社飲み会、自己負担って実際いくら?

場所や料理のグレードによって費用は異なりますが、一般的な飲み会であれば1回あたり3000〜7000円程度が相場です。一次会だけなら5000円程度に収まっても、カラオケなどの二次会まで参加する場合や都心の高めの店などでは、1回7000〜8000円になることもあります。

例えば、毎回5000円の飲み会に年4回参加する場合、年間の支出は2万円です。この出費、意外と大きいと感じる人は多いでしょう。

年に数回でも、定年まででどれくらいの出費に?

仮に現在40歳の夫が、60歳で定年を迎えると仮定した場合、あと20年間の勤務があります。これをもとに計算してみると、年間の飲み会費用が「5000円×年4回=2万円」、20年間での累計は「2万円× 20年=40万円」となります。

つまり、年に4回でも定年まで続ければ40万円の出費になるのです。さらに、1回あたりの金額が6000円に増えれば20年間で48万円、年5~6回の頻度に増えれば60万円を超えるケースもあります。

仮に、夫婦2人で参加するような職場の会や上司として部下におごる場面が増えていけば、自己負担はさらに膨らむでしょう。こうして考えると、交際費とはいえ決して無視できない金額であることが分かります。

家計のなかで飲み会費用をどう考えるべきか

実際、家計簿アプリなどで「交際費」を記録してみると、想像以上に多くのお金が出ていることに驚く家庭も少なくありません。日々の節約を積み重ねていても、こうした定期的な付き合いがその努力を打ち消してしまう場合もあります。

もちろん、飲み会は単なる無駄遣いではありません。職場の人間関係を円滑にするうえで役立ったり、仕事の情報交換や信頼関係の構築の場として価値があったりすることも多いです。問題は、その支出が家庭の状況とバランスが取れているかどうか、という点です。

例えば、以下のような工夫で支出のコントロールが可能です。

・年間の交際費に上限を設ける(例:3万円以内)

・1回の飲み会予算を明確にし、それを超える場合は参加を見送る

・夫婦で交際費の使い方について定期的に話し合う

こうした工夫を取り入れれば、必要な付き合いは大切にしつつ家計を守るというバランスの取れた選択が可能になります。



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