「猫ロボットで効率化だ!→採用も増えちゃいました」 ガストやしゃぶ葉で導入の配膳ロボット。運営会社も驚いた“意外な効果”を聞いた


【画像をチェック】「しゃぶ葉」で皿を下げる猫ロボ。障害物があって動けなくなると“怒りの表情”を浮かべたり、暇になると、鼻ちょうちんを出して居眠りすることもある

 「人手不足の解消に役に立っている存在」と認識していたのだが、その実態はただの省人化ツールではないという。むしろ、「多様な人材の採用拡大」という、意外な波及効果を生み出しているそうだ。

■猫型配膳ロボット、3000台が全国で走る

 すかいらーくグループでは現在、約3000台の猫型配膳ロボット「ベラボット(BellaBot)」を約2100店舗に導入。各店舗でいうと1〜2台、広い店舗では3台が稼働している。

【画像】「しゃぶ葉」で皿を下げる猫ロボ。障害物があって動けなくなると“怒りの表情”を浮かべたり、暇になると“居眠り”することも

 猫型ロボットが運べる重さは最大40kgまで。裏側が全4段の棚構造になっており、各棚10kgまでのせられる。実に頼もしい存在だ。さらに驚くべきことに、配膳ロボット1台の1日あたりの平均走行距離は、4kmに達するという。多い店舗では1日に22km走行した実績もある。

■労働に投資しても人件費率は低下、収益アップに

 しかし、すかいらーくグループのロボット導入の狙いは、単なる「従業員の負担軽減」や「省人化」だけにはとどまらない。

 「ロボットを導入することで人を減らすのではなく、人とロボットとの協働により、お客様満足度と従業員の働きやすい環境づくりを実現しています」と、同グループの広報担当者は語る。



Source link