郵便物千件「配達しきれず」放置・隠匿 「正直に話してくれれば…」


【写真】会見する平山泰豊・日本郵便九州支社長=2025年5月23日午後2時2分、佐賀市松原2丁目、渕沢貴子撮影

 発表によると、局員は今年1月、6カ月間の有期雇用契約社員となり、唐津市内で配達をしていた。5月1日に市内で郵便物を見つけた人から連絡があり、発覚した。

 局員は、段階的に配達エリアが広がり、4月は1日平均400件程度を配達するようになった。「配達しきれない分を放棄・隠匿した」と説明したという。内訳は普通郵便717通、ゆうメールなど472個。すべて回収済みで、損傷はないため再配達可能としている。

 九州支社の担当者は、局員の仕事ぶりに問題は無く、配達量は多くはなかったと説明。「配りきれなくても特にペナルティーはなく、別の局員が手伝うなど対処する。正直に話してくれれば良かった」と話した。

 既に唐津署に相談済みで、被害届を提出する予定という。(渕沢貴子)

朝日新聞社



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