「随意契約」を打ち出した小泉進次郎農水大臣。24日は、札幌市を訪問しコメの生産者らと面会しました。
■備蓄米「随意契約」26日開始
小泉農水大臣
「異常高騰を抑えなければ、1回(備蓄米)2000円で水を差さなければ、より深刻にコメ離れが進んでしまう。こういった思いでやっているとご理解をいただいた」
コメの生産者
「(60キロ)1万円そこそこで政府は出すというから(5キロ)2000円くらいのコメにはなると思う。農家としては出していただいてコメの価格が安定してくれればいい」
その後、講演会に出席した小泉氏。
司会
「農林水産大臣。衆院議員・小泉進次郎の…先生のお声を期待を込めて拝聴したいと存じます」
小泉農水大臣
「呼び捨てでいいです」
備蓄米の放出方法と同様、「形式にこだわらない」姿勢を見せました。
小泉農水大臣
「(随意契約は)月曜日、正式に始めます。もしも事業者の方が手を挙げて契約ということになれば、今頂いている声の一つは、早ければ1週間程度で店頭に2000円の備蓄米を並べることができるという方が出てきている」
コメの価格を巡っては、与野党から様々な意見が上がります。
農水族として知られる、自民党の森山裕幹事長は次のように述べました。
「コメの値段が高い安い、色んな議論があります。再生産できる価格でコメが売買されることが大事。安ければいいというものではない」
立憲民主党 野田佳彦代表
「小泉氏がおっしゃるやり方で、早く店頭にもうちょっと安いコメが並ぶかどうか注目されるが、一方で生産者をどうするかという視点を忘れてはいけない。生産者が現場を離れていく可能性があると思うので、そうならない対策も同時に示さないといけない」
一方、備蓄米の店頭価格を下げ、流通するコメ全体の価格引き下げにつなげたい石破政権。国会でも、総理自らその決意を語っていました。
石破総理大臣
「コメは3000円台でなければならない。4000円台ということはあってはならない。1日でも早くその価格を実現する」
国民民主党 玉木雄一郎代表
「3000円台に下がらなければ総理として責任取りますか」
石破総理
「責任を取っていかねばならない」