コメ値下げ選択肢排除せず 小泉農相、全備蓄米放出も


 備蓄米の随意契約では、現在は大手小売業のみを対象としている。今後は売り渡し先を米穀店などにも「小口分散化」することで、流通経路の拡大を図る考えだ。

 全国平均が5キロ当たり4200円を超える現在のコメ価格は異常とし、2千円程度の備蓄米を放出することで、「価格を落ち着かせていくきっかけにしたい」と強調。その上で、生産者と消費者の両方が納得する価格水準に向け、冷静な議論をしたいと述べた。

 農林水産省は今後5年間を、農業の構造転換を進める集中期間に位置付けている。小泉氏は農家の所得を高めるため、農地の大区画化や集約が必要だと指摘した。



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