ウクライナ侵攻で重要な役割を担ったロシア軍の元兵士が爆弾で殺害されました。
ロシア軍幹部の爆弾による殺害が相次いでいます。
ロシアメディアなどによりますと、ロシア南部スタブロポリで29日夜、元ロシア軍兵士のザウル・グルチエフ氏が殺害されました。
SNS上に投稿された映像によりますと、住宅街の駐車場で、男が、グルチエフ氏にゆっくりと近づき、目の前に迫ったところで爆発しました。
男は即死、グルチエフ氏はおよそ5分後に死亡したということです。
グルチエフ氏はウクライナのマリウポリへの攻撃で空軍部隊の指揮官でした。
ロシアの治安当局に近いメディアはグルチエフ氏がウクライナの特殊部隊の標的リストに載っていたと報じています。
去年12月に放射線・化学・生物防衛部隊のキリロフ司令官らが、自宅前で殺害されて以降、ウクライナへの侵攻で重要な役割を担うロシア軍の幹部らが爆弾で狙われる事件が相次いでいます。
テレビ朝日報道局