いつまでも自分の足で歩き、健康でいるための≪筋肉作り≫に欠かせない「BCAA」こそ“長生きの主役”


【図】複雑な「たんぱく質」の分解のされ方

 私たちの生命維持に欠かせない「三大栄養素」とは、たんぱく質、脂質、糖質です。なかでもたんぱく質を英語では「プロテイン」といいますが、これはギリシャ語で「第一のもの」を表す「プロティオス」という言葉からきていることをご存じでしたか?  それくらい、たんぱく質は人間にとって大切なものなんですね。

 たんぱく質は、人の皮膚や爪、髪の毛のほか、筋肉、臓器、血管などのもとになっています。たんぱく質によってできた組織の総重量は、体重の約30〜40%。筋肉にいたっては、なんと水分を除いた約80%がたんぱく質によって作られているんです。

 その結果、家に引きこもりがちになり、趣味の集まりなど人とのつながりがなくなってしまいます。段々と孤独を感じるようになり、気力まで衰えていき、心身ともにバランスをくずすという負のスパイラルに陥ってしまうのです。

 さらに怖いのが、大きな事故やケガにつながりかねないことです。

 認知症予防の観点からも、寝たきりにならずに自分の足で歩き続けるためにも、たんぱく質は欠かせません。たんぱく質をとることは、要介護予防、転倒予防、認知症予防、免疫力向上につながります。

 60代、70代、80代……もちろん若い人にとっても「たんぱく質不足」は、体・心・脳に直接影響を与え、残りの人生を大きく揺るがす重大な問題なのです! 



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