ロシア2州で列車事故相次ぐ、7人死亡　橋を爆破と断定、当局が捜査

ロシア南西部ブリャンスク州で2025年6月1日、列車が脱線した現場で活動する救急隊＝ロイター

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　ロシアのタス通信などによると、南西部ブリャンスク州で5月31日深夜、走行中の列車（乗客388人）が脱線して7人が死亡、71人が負傷した。列車の真上にあった橋が崩壊し、列車に直撃したという。

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　さらに現場から南東約120キロのクルスク州では翌6月1日未明、貨物列車が渡っていた橋が崩壊し、一部の車両が橋の下の道路に落下。列車の運転士ら3人がけがをした。

　ロシアの連邦捜査委員会は1日の声明で、いずれの事案でも橋が何者かに爆破されたと断定し、刑事事件として捜査を始めたことを明らかにした。ブリャンスク州とクルスク州は互いに隣接し、いずれもウクライナとの国境に接している。ロシアの国会議員からはウクライナの関与を疑う声も出ているが、真相は明らかになっていない。