ウクライナ侵攻を続けるロシアが、2日に開かれた両国の直接協議で、領土割譲や軍備制限など高い要求をしていることが明らかになった。ロシアの国営タス通信が、同日、提出された和平条件などを記した覚書案の内容を伝えた。事実上の降伏を求めており、ウクライナにとって受け入れられないものになっている。
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直接協議はトルコのイスタンブールで行われ、双方の覚書案を交換した。ウクライナが求める停戦に、ロシアは応じなかった。
タス通信によると、ロシアは覚書案で、最終解決の条件として、一方的に併合を宣言したウクライナの東部・南部4州から同国軍が完全に撤退するよう要求。この4州や、ロシアが占領するクリミア半島がロシアに帰属することの国際的な承認も求めた。
朝日新聞社






