王室離脱後、チャールズ国王やウィリアム皇太子と険悪な関係が続いているヘンリー王子。姓を母のダイアナ元妃の旧姓である、スペンサーに変えたいと思っていることが明らかになった。新聞「デイリーメール」が報じている。
王子は現在「マウントバッテン=ウィンザー」の姓を名乗っているが、王子の関係者によると、王子はこれを捨てて母の旧姓を名乗る方法を積極的に模索。すでに具体的なアクションもとっているという。裁判などでイギリスに帰国した際、ダイアナ元妃の実家であるスペンサー家の当主である、元妃の弟チャールズ・スペンサー伯爵と姓を変える方法について、話し合いもしている。伯爵は王子の要望に対して、「法的な障害を解決できない」と答えたと報じられている。
王子の友人も同紙に証言。「王子と伯爵は非常に友好的に話し合いをした。伯爵は王子にそのような行動を取らないよう、アドバイスした」と語っている。実際に改姓するには至っていないものの、王子がスペンサーの姓に変えようとしている事実はロイヤルファミリーとの関係がもはや修復不可能なところまで悪化していることを示唆しているというのが、イギリスマスコミの見方。
現在王子が名乗っている「マウントバッテン=ウィンザー」はエリザベス女王とフィリップ王配の子孫だけが使用できる姓。王室の姓であるウィンザーと、フィリップ王配の家名マウントバッテンを組み合わせて作られた。王子が王室を離脱するとき、エリザベス女王は「王室を離れても、家族であることは変わらない」と述べていたが、姓を捨てることはその家族からも離脱することを意味するとイギリスマスコミは見ている。
王室専門家のトム・バウワーは王子の動きの背後には、やはりメーガン妃がいると指摘、「メーガンの人生の目的はダイアナになることだ」と主張している。スペンサーへの改姓が実現していれば、王子と妃の娘の名前は「リリベット・ダイアナ・スペンサー」になり、より元妃を思い起こさせる名前になる。これも妃の望みだったのではないかという説も浮上している。スペンサー伯爵のアドバイスで、王子と妃がスペンサー姓を諦めるのか、注目が集まっている。