小室眞子さん 第1子誕生 宮内庁発表も「詳細不明」の波紋

米ニューヨークで暮らす秋篠宮家の長女・小室眞子さん(33)と圭さん(33)夫妻に、この度、第1子が誕生したことが宮内庁より正式に発表された。これは秋篠宮ご夫妻にとっては初孫、上皇ご夫妻にとっては初の曽孫にあたる慶事だが、その発表内容の「異例さ」が波紋を呼んでいる。

宮内庁の「お子さまご誕生のみをお知らせする」方針

第1子誕生を明かしたのは、秋篠宮家の最側近である吉田尚正皇嗣職大夫だ。定例会見での発表だったが、記者からの「生まれた日付、性別、出産場所、眞子さんの健康状態」など矢継ぎ早の質問に対し、大夫は終始「お子さまがご誕生になったことのみをお知らせするだけ」との回答を繰り返すのみだった。第1子誕生の事実以外は一切言及されなかったという。

宮内庁が今回、正式発表を決めた背景には、5月中旬に女性週刊誌などで第1子誕生の先行報道があったためとされる。ご家族の所感も、「秋篠宮家の方々はお喜びでいらっしゃる」「家族の幸せな日々を願われている」といった一般的なものにとどまった。生年月日すら明かされなかったことに、記者団からは不満の声が上がったと報じられている。吉田大夫は、情報を伏せた理由として「皇室を離れた方の事柄である」と説明している。

宮内庁が第1子誕生を正式発表した小室眞子さんと圭さん夫妻宮内庁が第1子誕生を正式発表した小室眞子さんと圭さん夫妻

もう一人の「ケイ」さん、守谷絢子さんの場合は?

しかし、「皇室を離れた方の事柄だから詳細は明かさない」という宮内庁の説明には、直近の別の事例と比較すると説得力に欠けるという指摘がある。それは、高円宮家の三女として皇室を離れ、日本郵船に勤める守谷慧(けい)さんと結婚した守谷絢子さん(旧姓:高円宮絢子さま)だ。

小室圭さんと同じ読みの「ケイ」という名前で、結婚当時は比較されることもあった絢子さんは、結婚後これまでに2019年、2022年、2024年と3人のお子さんを出産している。特筆すべきは、宮内庁はいずれのお子さんも男児であると発表しており、小室夫妻の場合とは異なり、性別などの詳細が公にされている点だ。この前例を踏まえると、「皇室を離れたから詳細は明かさない」という理由は、多くの人にとって納得しがたいものとなっている。

詳細不明の背景にある「皇位継承」と「プライバシー」

現状、皇位継承資格を持つのは秋篠宮さま、悠仁さま、常陸宮さまの三方のみであり、将来的には悠仁さまのご一家のみとなる可能性が高い。このような状況下で、守谷絢子さんの3人のお子さんがいずれも男の子であることは、皇室ジャーナリストをして「皮肉な状況だ」と言わしめている。

今回の小室夫妻のお子さんの詳細が伏せられた背景には、秋篠宮家がこれまでもプライベートな情報を控えめに扱う方針を貫いてきたことに加え、より深い理由があると推測されている。もし小室夫妻のお子さんが男子だった場合、悠仁さまの甥にあたる「女系男子」となる。現在の皇位継承論議や、将来的に男子皇族が極端に少なくなった場合に、眞子さんのお子さんの「皇室入り」についての議論が巻き起こる可能性もゼロではない。秋篠宮ご夫妻としては、そうした将来的な議論を避けたい意向があり、また眞子さんご自身のプライバシーを重んじる意向にも沿う形で、「第1子が生まれた」事実以外の情報を明かさなかったのではないか、と複数の関係者は見ている。

このように、小室眞子さんと圭さん夫妻の第1子誕生は正式に発表されたものの、宮内庁からの情報公開は極めて限定的なものだった。これは、単に皇室を離れたためだけでなく、皇位継承問題への配慮や将来的な議論を避けるため、そしてご本人のプライバシー保護といった様々な要因が絡み合った結果と見られている。結婚から3年半以上を経ても、小室夫妻の動向は依然として日本の皇室に大きな影響を与えていると言えるだろう。

Source: FRIDAYデジタル
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