阿部寛主演の日曜劇場「キャスター」(毎週日曜よる9時)の第9話が8日に放送。予想外のキャラクターの活躍に、X(旧Twitter)では視聴者から「かっこいい」「痺れた」などの声があがった。(ネタバレ注意。以下、第9話の展開に触れています)
【ネタバレあり】真実を突き止めたのは!「キャスター」第9話フォトギャラリー
「キャスター」は、民放テレビ局JBNの報道番組「ニュースゲート」を舞台に、型破りなニュースキャスター・進藤壮一(阿部)が、闇に葬られた真実を追求し悪を裁いていく社会派エンターテインメント。ドラマは最終章に突入しており、原子力関連施設が集中する芦根村を舞台に、進藤が、父・松原哲(山口馬木也)の死に関わる、43年前の出来事の真相に迫る。
前回は、番組プロデューサー・山井(音尾琢真)の故郷・芦根村で山火事が発生し、認知症を患う山井の父・和雄(山本學)が行方不明に。和雄は原子力燃料再処理センターの元所長で、現所長・江上(井上肇)によって発見されるが、進藤は江上の証言に不審を抱き、和雄の本当の足取りからある洞窟に辿り着く。その後、和雄が崖から転落して負傷したことで、進藤は命を狙われたとみて江上に接触。43年前、村に自衛隊の輸送機が墜落し、記者だった父・哲が取材後に命を絶った過去を明かす。墜落現場が洞窟の近くであったことから、火事で記憶を取り戻した和雄が洞窟へ向かったと推測する進藤。しかし江上は、事件に深入りしないように警告する。
第9話では、真相を追う進藤のスキャンダルが週刊誌に載ることがわかり、JBNの会長・国定(高橋英樹)が、キャスターとしての幕引きを進藤に示唆する。その記事は、死亡した内閣官房長官・羽生剛(北大路欣也)から進藤が賄賂を受け取っていたというもので、スクープ写真を撮ったのはADの本橋悠介(道枝駿佑)だった。しかし本橋は、写真をリークしたのは自分ではないと否定する。
一方、進藤は、和雄が命を狙われた証拠を探すために山井と共に彼の実家へ。そこで、和雄と父の哲には事故当時つながりがあり、何者かを交えた3人で、ある約束を交わしていたことが判明する。謎の3人目の手がかりを得るため、進藤は一人で江上の娘・麻衣(夏子)が働く食堂に和雄の過去の写真を受け取りにいくが、進藤と合流しようとした山井が先に店に着き、ガス爆発に巻き込まれて命を落とす。