プーチン氏、「ロシアの要求認めよ」とウクライナに警告 「イランから支援要請なし」


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プーチン氏は、2022年2月のウクライナ侵略開始直後の停戦交渉の際にロシアが提示した和平案は「現在のものよりずっと緩やかなものだった」と主張。戦況の進展によりロシアの要求がより厳しくなったとした。

ロシアは今月2日にトルコで行われた2回目の和平交渉で、ウクライナに南部クリミア半島や東・南部4州のロシアへの帰属変更などを求める和平案を示した。プーチン氏によると、第3回交渉は22日以降にも開かれる可能性がある。

プーチン氏はまた、ウクライナの前線で「露軍が戦略的優位を保持している」と発言。ウクライナ軍の人員は戦闘不能になる水準近くまで減少しているとも主張した。

プーチン氏はイスラエルとイランの戦闘が続く中東情勢にも言及。ロシアはイランから軍事支援などの要請を受けていないと明らかにした。「ロシアの立場は外務省が声明を出しており、付け加えることはない」とも述べた。露外務省はこれまでに、イスラエルを非難し、攻撃停止を求める声明を出している。

プーチン氏は20日、経済フォーラムの全体会合に出席し、演説を行う。(小野田雄一)



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