お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(44)が6月23日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、メンバー梶原雄太(カジサック)の発言を受けてコンビとしての活動を一時自粛すると発表しました。この異例の発表は、X上で大きな反響を呼んでいます。
梶原雄太の「カオス」発言とその背景
事の発端は、6月22日に配信されたYouTube番組「毎週キングコング」内での梶原雄太氏(カジサック)の発言です。番組中、梶原氏は「『カオス』という言葉を使う人、(生理的に)無理」「なんで、わざわざ『カオス』という言葉を選ぶん? 使いたいだけやろ」と述べました。これは特定の言葉遣いに対する自身の感情的な嫌悪感を露わにしたものでした。
言行不一致の発覚と公式な釈明
西野亮廣氏は、この梶原氏の発言を受けて社内調査を行った結果をXに投稿しました。調査により、過去に梶原氏自身がX(旧Twitter)において「カオス」という表現を積極的に使用していた事実が確認されたといいます。
この「言行不一致」が、視聴者や関係者に混乱と不快感を与えたとして、西野氏はキングコングおよび所属事務所を代表して謝罪しました。
お笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太(カジサック)。活動自粛のきっかけとなった発言の本人。
さらに、今回の発言や過去の行動との矛盾は、梶原氏本人の「悪意によるものではなく、すべては梶原自身の著しい老化に伴う記憶力・判断力の低下によるものであることが確認されております」と釈明しました。加齢による影響を理由とするこの説明は、多くの読者に驚きを与えました。
所属事務所としてもこの事態を厳粛に受け止め、加齢に伴うリスクへの対策として「シニア発言サポートチーム」の設置を含めた再発防止策を検討しているとのことです。
キングコングの活動自粛とファンの反応
一連の経緯を受け、キングコングはコンビとして1週間の活動自粛を決定したと発表しました。これは、今回の問題提起と謝罪の意を示すための措置とみられます。
この西野氏のXでの投稿に対して、ファンからは多くのコメントが寄せられました。「爆笑でしかないwwwwww」「最高過ぎる!」「西野さんはセンスの塊!素敵すぎる!」「この笑いのシステムはキングコングだけ!」といった、ユーモアとして受け止め、楽しむ声が大勢を占めました。「『謝罪のスペシャリスト』になりつつありますね」「来週の毎週キングコングめっちゃ楽しみです!」といった、事態を前向きに捉えるコメントも見られました。
今回のキングコングの活動自粛発表は、その理由と説明の特異さから、多くの人々にエンターテインメントとして受け入れられているようです。