(ブルームバーグ): 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の三菱UFJ銀行は23日、新潟支店の元行員が顧客1人から現金を詐取していた事案が判明したと発表した。被害総額は約4000万円。
2021年2月まで店頭庶務担当として勤務していた60代男性の元行員が、架空の金融商品を提案し、新潟支店名で偽造した預かり証書を発行していた。元行員が定年退職した後の24年8月に三菱UFJ銀は事案を把握し、同年11月に刑事告訴した。
有印私文書偽造罪などで元行員は25年6月23日付で新潟地方検察庁に起訴された。元行員に代わって三菱UFJ銀が被害者に補償を実施済み。
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Kazuyo Sawa