イスラエルの空爆で「死亡」のイラン高官、国営放送に姿現す


シャムハニ氏はイスラエルによる今月13日のイラン攻撃後、死亡したとの報道が流れ、安否を巡る謎が深まっていた。

国営イラン通信(IRNA)やタスニム通信、ファルス通信を含む複数のイランメディアは20日、シャムハニ氏は死亡しておらず「重傷を負い入院中」だと報じたが、新たな写真は公表していなかった。

その後28日、イスラエルとの12日間の衝突で死亡した人を悼む国葬の様子を報じたイラン国営メディアの写真で、シャムハニ氏の姿が確認された。

国営イラン放送(IRIB)は同日、攻撃後初めてとされるシャムハニ氏のテレビインタビューを放映した。

CNNはこの人物の身元やインタビューの収録日時を独自に検証できていない。

インタビューに映ったシャムハニ氏は杖(つえ)を手にし、呼吸補助器具を使用している。自宅がイスラエルの攻撃を受け、3時間にわたって瓦礫(がれき)の下敷きになったと振り返った。

「瓦礫の下で朝の祈りを捧げた」という。

「最初は地震かと思ったが、車両の音を聞いて違うと気付いた」とシャムハニ氏。攻撃で内臓の損傷や肋骨(ろっこつ)を骨折する被害を負ったと言い添えた。

「私が狙われた理由は分かっているが、言うことはできない」とも付け加えた。

CNNはイスラエル当局にコメントを求めている。



Source link