【AFP=時事】イスラエルのナフタリ・ベネット元首相は28日に放送されたインタビューで、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は辞任すべきだと述べた。イスラエル首相として最も在任期間が長いネタニヤフ氏に選挙で挑む意向があるかどうかについては明言を避けた。
イスラエルの民放チャンネル12のインタビューでベネット氏は「(ネタニヤフ氏は)20年間も権力の座にいる。それは長すぎるし、健全ではない」と述べた。
また、「彼はイスラエル社会の分裂に対して重い責任を負っている」として、ネタニヤフ氏の下でイスラエル国内の亀裂が広がっていると指摘した。ネタニヤフ氏には強力な支持基盤があるが、2023年10月以降のガザ戦争への対応などをめぐり同氏の退陣を求める強硬な反対者もいる。
ベネット氏は、ネタニヤフ氏は「辞任すべきだ」と述べた。
政界から一時的に離れているベネット氏は復帰を計画しているとうわさされており、世論調査ではネタニヤフ氏を再び追い出すのに十分な支持を得る可能性があると示唆されている。
イスラエルでは早期選挙が一般的だが、現在のところ2026年後半より前に投票が行われる予定はない。【翻訳編集】 AFPBB News