格闘技イベント「BreakingDown」COOで実業家の溝口勇児氏が、自身が手がけるプロジェクト「NoBorder」の一環として、国際的に評価される報道会社を買収したと発表した。この買収により、同氏は権力者にタブー視される真実に迫るための体制を構築する意向を示している。
溝口氏は以前、7月8日(安倍元首相の命日)に新しい挑戦を始めると予告。プロジェクト名を「NoBorder」とし、「触れてはならないとされるタブーの一線を越え」「真実の輪郭に迫る」「どんな圧力があっても、決して屈しない」と強い決意を表明していた。
今回の発表で、溝口氏は報道会社をM&Aで取得し、社名を「NoBorder」に改称、自身がCEOに就任したことを報告した。
買収した報道ネットワークの詳細
この買収した会社は「各国政府機関、さらにはトランプ大統領を含む要人への取材パスを保有する、稀有な報道ネットワークを有している」と説明。この強力な取材パスがあれば、「ホワイトハウスの記者会見などでトランプ大統領に直接質疑応答ができる」可能性を示唆した。さらに、「私たちが指定する人を送り込むことも可能になる」とも述べた。
実業家・溝口勇児氏が報道会社「NOBORDER」買収について投稿したインスタグラムの画面キャプチャ
世界と国内に広がる拠点
同社はワシントン、ニューヨーク、ロンドン、フランス(欧州総局)、香港、シンガポール、ベイルートといった世界7拠点に加え、沖縄、福島、八ヶ岳、横浜など国内外に11支局の展開実績があるという。
買収の目的と上杉隆氏への謝意
買収の目的について、溝口氏は「報道ネットワークを引き継ぎ、少しずつ組織を強化しながら、時の権力者にタブー視されてきた真実にアクセスする体制を少しでも整えたい」と述べている。
この報道会社は、ジャーナリストで実業家の上杉隆氏が代表を務めていた「NOBORDER」であるとみられる。上杉氏は、2017年に米CNNのホワイトハウス中継に映り込んだことで注目された人物だ。
溝口氏は、今回の難しい意思決定に応じた上杉氏への深い感謝を述べ、上杉氏の期待を裏切らないよう「必ず大きな存在になる」と今後の決意を語った。上杉氏自身も、自身のXで「NOBORDER社について。まもなく大事なお知らせがあります」と投稿しており、今回の件を示唆していた。
まとめ
溝口勇児氏による報道会社「NOBORDER」の買収は、彼の掲げる「NoBorder」プロジェクトにおける重要な一歩となる。これにより、要人への取材パスを含む強力な報道ネットワークを獲得し、「タブー」とされる真実に迫るための体制構築を目指す。今後の彼の報道分野での活動が注目される。
出典: Yahoo!ニュース (J-CASTニュース)