旧ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子元社長(58)が半生を語った告白本『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間』(新潮社)が7月18日に発売される予定だ。この書籍では、ジャニー喜多川氏の加害問題や母メリー喜多川氏との関係、そして所属タレントの素顔など、ジュリー氏にしか語れない内容が収録されているという。特に注目されているのは、2022年11月に世間を騒がせたKing & Prince(キンプリ)の分裂騒動に関する言及だ。7月10日には、発売に先駆けて『女性セブンプラス』が本の一部を紹介する記事を配信したが、この内容を受けてKing&PrinceおよびNumber_iのファンコミュニティでは大きな波紋が広がっている。
書籍『ラストインタビュー』の内容とキンプリ分裂騒動
『ラストインタビュー』は、作家・早見和真氏が2024年6月から複数回にわたり藤島ジュリー景子氏に行ったインタビューをまとめたノンフィクションである。新潮社から出版されるこの本では、ジャニー喜多川氏の性加害問題への対応や、メリー喜多川氏との複雑な関係など、旧ジャニーズ事務所の内部に迫る内容が含まれているとされる。さらに、嵐などの所属タレントの知られざる一面についても語られているという。中でも、多くのファンにとって非常にデリケートな問題であるKing & Princeの分裂騒動に触れられている点が、今回のファンの動揺の大きな要因となっている。
King & Prince分裂の経緯とファンの反応
King & Princeは2018年5月に6人組としてCDデビューし、その後岩橋玄樹氏の休養を経て5人体制で活動を続けていた。しかし、2022年10月、メンバーの平野紫耀氏、神宮寺勇太氏、岸優太氏の3人が2023年5月22日(岸氏は同年9月末)にグループを脱退し、事務所を退所することが発表され、ファンに衝撃が走った。3人の脱退後、King & Princeは高橋海人氏と永瀬廉氏の2人体制となり、活動を継続。一方、脱退した平野氏、神宮寺氏、岸氏は、滝沢秀明氏が設立したTOBEに合流し、2023年10月にNumber_iを結成して新たな活動を始めている。
旧ジャニーズ事務所を脱退しNumber_iを結成した岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太(上)と、King & Princeとして活動を続ける高橋海人、永瀬廉(下)。
King & Princeの分裂を巡っては、2022年11月に『週刊文春』がジュリー氏と平野氏らメンバーとの間に確執があったと報じ、波紋を呼んだ過去がある。ジュリー氏サイドはこの報道を否定していた。今回の書籍で再びこの問題が蒸し返されることに対し、ファンは過去の複雑な経緯や感情が再び揺さぶられることを懸念し、「大荒れ」とも言える状況になっていると報じられている。
藤島ジュリー景子氏の告白本『ラストインタビュー』の発売は目前に迫っており、その内容、特にKing & Prince分裂騒動に関する記述が、ファンおよび関係者の間でさらなる議論を巻き起こす可能性がある。書籍を通じてどのような事実や見解が示されるのか、注目が集まっている。