[モスクワ 15日 ロイター] – ロシアのペスコフ大統領報道官は15日、トランプ米大統領が前日にウクライナとの和平合意に応じなければロシアの貿易相手国に制裁を科すとが警告したことについて、内容を分析するには時間が必要との考えを示した。
ペスコフ氏は記者団に対し、トランプ氏の発言の中にはプーチン大統領に個人的に向けられたものもあるとした上で「米大統領の発言は極めて深刻なもの」と指摘。分析するには時間が必要との考えを示した。
同時に、米国を含む北大西洋条約機構(NATO)加盟国の決定について、ウクライナが「平和に向けたシグナルではなく、戦争継続のシグナル」として受け取とっていることはすでに明らかになっていると語った。
これに先立ち、ロシア国家安全保障会議副議長のメドベージェフ前大統領はトランプ氏の警告について、ロシアは「芝居じみた最後通告」を気にしていないと言及。「トランプがクレムリンに芝居じみた最後通告を突き付けた。世界は戦慄し、その結果を予想した。好戦的な欧州は失望した。ロシアは気にしなかった」とXに英語で投稿した。