NHK会長 沢尻エリカ容疑者逮捕に「大変遺憾」





NHK放送センター=東京都渋谷区(古厩正樹撮影)
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 NHKの上田良一会長は5日の定例会見で、来年1月19日から放送開始を予定している大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」に出演予定だった女優、沢尻エリカ容疑者(33)が麻薬取締法違反容疑で逮捕されたことについて、「収録が進んでいる中でのこの事態は、大変遺憾であると申し上げるしかない」と述べた。

 降板した沢尻容疑者に代わって、後に織田信長の正室となる帰蝶(濃姫)役を務める女優の川口春奈さん(24)については「確かな演技力があり、戦国武将の娘として気高さと強さを表現していただけると思っている。時間がない中で大変だとは思うが、作品を盛り上げてもらいたい。制作現場はできる限りの努力をしてくれると承知している」と期待を寄せた。

 一方、沢尻容疑者への損害賠償について、編成局の幹部は「まずは番組対応を進めている段階。まだ、お答えできる段階ではない」とした。

 「麒麟がくる」は当初、来年1月5日初回放送を予定し、今年6月に撮影を開始した。沢尻容疑者の逮捕に伴う撮り直しについて、同幹部は「かなりの分量になるので、物語に変更のない範囲で取り直していく。スタッフの増強は今のところない」と説明。放送開始が2週遅れになることでの放送回数の変更については「来年の全体の編制の中で決めていくことになる」と答えるにとどめた。



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