【シネマプレビュー】ラスト・クリスマス

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 去年のクリスマス、僕は君にハートをささげた-。ワム!の大ヒット曲「ラスト・クリスマス」(1984年)は、そう歌い出す。これに触発されたのが英女優で脚本家のエマ・トンプソン。ワム!のジョージ・マイケルの生前に賛同を得て、この涙と笑いの美しい聖夜の物語を書き上げた。80年代のメグ・ライアンの一連の主演作のようなラブコメの味わい。その一方、トンプソンとポール・フェイグ監督は、移民問題やLGBT(性的少数者)など時代の今も映し出す。

 クリスマスギフト店で働くケイト(エミリア・クラーク)は、突然現れた青年、トム(ヘンリー・ゴールディング)の「上を向いて」という助言に、見失っていた本来の自分を徐々に取り戻す。

 美しく輝くクリスマスの英ロンドン。2人で歩いた路地裏。忍び込んだスケート場。語らった公園。並んで座った英国ならではのベンチ…。「去年のクリスマス、僕は…」という歌とともにケイトの過去とトムの秘密が聖夜に交錯する。

 6日から東京・TOHOシネマズ日本橋、大阪・ステーションシティシネマなどで全国公開。1時間43分。(健)

 ★★★★(★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり)

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