【ニューデリー=青木佐知子】バングラデシュ空軍の訓練機が21日、首都ダッカの学校敷地内に墜落した。地元紙デイリー・スターなどは消防当局の話として、パイロットや地上にいた学生など少なくとも19人が死亡したと伝えた。160人以上が負傷し、病院に搬送されたという。
報道によると、墜落したのは中国製の戦闘機で、21日午後1時6分に離陸した。同紙は「技術上の不具合」から、訓練機が同1時30分頃に墜落したと報じた。校内では授業が行われており、死傷者数はさらに増える可能性がある。
バングラデシュ暫定政権の最高顧問ムハマド・ユヌス氏は21日、「悲痛な事故で犠牲者が出たことを深く悲しむ」との声明を出した。
在バングラデシュ日本大使館は、警察当局などの情報として、事故の被害者に日本人は含まれていないとしている。