NON STYLE井上裕介、1年半悩んだ耳の不調の意外な正体とは?専門医が明かした「チック」の診断

お笑いコンビ「NON STYLE」の井上裕介さん(45)が、長きにわたり悩まされてきた耳の不調について、最新のテレビ番組で総合診療医による診断を受けました。1年半もの間、原因不明とされてきたその症状は、予想外の病名が告げられ、多くの視聴者やファンに驚きを与えています。

1年半続く耳の不調と過去の経緯

井上さんの耳の不調は、約1年半前に風邪をひいた際、症状を早く治そうと利用した酸素カプセルがきっかけでした。カプセル内で気圧が変化する中、いつものように耳抜きをした際に「鼓膜が飛んだような感覚」を覚え、それ以来、気圧のわずかな変化で耳がこもるような違和感に悩まされるようになったといいます。この症状に対し、井上さんはこれまで耳鼻咽喉科を含む3つの病院を受診しましたが、いずれも「問題ない」との診断を受け、釈然としない状態が続いていました。

総合診療医による精密な診断

番組「知識の扉よ開け!ドア×ドア クエスト」では、TBS日曜劇場「19番目のカルテ」の医療監修を務める総合診療医の生坂政臣医師が井上さんの診断を担当しました。生坂医師は、単に病状だけでなく、井上さんの生活環境やストレスレベルについても詳細に質問。耳の不調が日常生活に及ぼす影響について問われた井上さんは、「ストレス」と表現し、「言葉では非常に難しい、感覚的な話」としながらも、体内では頻繁に耳をパチパチと鳴らしている感覚や、外側から内側に圧迫されるような感覚を跳ね返そうと耳を動かしている状態を説明しました。一方で、集中している時にはその行為を行わないこと、意識すればやめられることも示唆しました。

NON STYLE 井上裕介が耳の不調について語る様子NON STYLE 井上裕介が耳の不調について語る様子

意外な診断結果:「耳のチック」の可能性

生坂医師による詳細な診察と耳の状態の検査が行われましたが、物理的な異常は確認されませんでした。そして、井上さんの症状は「チック」に近い状態である可能性が高いと診断されたのです。これは耳そのものの問題ではなく、精神的な要素が関わる可能性を示唆するものです。生坂医師は、耳管を動かす行為が無意識のうちに癖になっており、頻繁に行うことで脳が「気持ちが良い」と認識してしまっていると指摘。我慢はできるものの、我慢すると不快感が高まるという点がチックの特徴であると説明しました。この診断結果には、井上さん自身も「へぇ~」と深く頷き、スタジオにいたギャル曽根さんも「そっちなんだ!」と驚きの声を上げました。長年の悩みが、まさか耳のチックという形で解明されたことに、大きな注目が集まっています。

結論

NON STYLE井上裕介さんの耳の不調は、当初考えられていた物理的な問題ではなく、総合診療医の診断により「チック」の可能性が指摘されるという意外な展開を見せました。このケースは、身体的な症状の背景に精神的・習慣的な要因が潜んでいる可能性を示唆しており、多角的な視点から症状を捉えることの重要性を改めて浮き彫りにしました。

参考資料