「日本がボーイング機100機購入、コメ75%増」関税交渉で米報道


【写真】共同会見に臨むトランプ米大統領と石破茂首相(左)=2025年2月7日、米ワシントンのホワイトハウス、恵原弘太郎撮影

 ロイターが伝えた当局者の話によると、日本は米国企業に対する防衛支出を年間140億ドルから170億ドルに増額するという。

 また、日本が米国産のコメの購入を75%増やすとの見通しも示した。合意には、日本が農産物を含む米国製品80億ドル(約1.2兆円)分を買うことも含まれたという。

 日本政府は23日、米国からのコメの輸入割合を、国際ルールにもとづいて無関税で義務的に輸入している「ミニマムアクセス米」の枠内で高めることで妥結したと説明していた。米国産は現在、枠の5割弱を占めるという。

 トランプ氏は23日のSNSへの投稿で、「日本が初めて市場を米国に開いた」と述べ、乗用車やトラックなどと並び「農業やコメさえもだ」と書きつづった。防衛装備品の購入のほか、日本が5500億ドル(約80兆円)の対米投資をすることで合意したことにもあらためて触れた。(ワシントン=榊原謙、ワシントン=清宮涼)

朝日新聞社



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