参政党の神谷宗幣代表が29日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、埼玉県の大野元裕知事の動きに「嬉しいことです」と喜んだ。
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神谷氏は「『参政党躍進と関係は』『不安の根拠示せ』大野知事に記者ら質問繰り返す トルコビザ問題」と題した記事を引用。「埼玉県の大野元裕知事が県内選出の国会議員らにトルコ国籍者の短期滞在の査証(ビザ)免除の一時停止を求めた なぜか参政党の名前も出ていますが、もし我が党の躍進がこうした制度の厳格化につながっているのであれば、嬉しいことです。」とコメント。「制度は厳格に運用していただきたい。」と付け加えた。
大野知事は28日の国会議員連絡会議で、日本とトルコとの相互査証免除協定の一時停止を要望。29日の定例会見では、この要望についての質問を受けていた。
大野知事は5月から取り組んでいる問題だと前置き。「治安に関する不安が住民から寄せられています」と説明した。
相互査証免除協定は本来、両国(今回の場合は日本とトルコ)の利益になるものという見解を示した上で「令和6年度の法務省の難民申請データの上位3カ国で、複数回の申請者、あるいは難民不認定者、いずれもトルコが突出していて」とトルコを対象とした理由を説明。さらに「トルコの方々で難民申請を繰り返している方々が埼玉県に多く滞在されている。それに対する不安が寄せられている」とした。
「決してトルコの国民に『出て行ってくれ』とか、『来ないでくれ』と言っているわけではなくて」と強調。通常の他の国と同じ形にするだけだとした。
記者からは「日本人ファースト」を掲げて参政党が躍進したとした上で「県がこうした働きかけをするのは、可視化された民意が背景にあるんでしょうか?」という質問も。大野知事は「まったく関係ありません」ときっぱり。あらためて、参院選より2カ月前の5月から取り組んでいる課題であることを強調していた。
(よろず~ニュース編集部)
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