俳優の別所哲也(59)が、2025年8月4日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」に出演し、日系米国人の妻とのなれ初めについて詳細に明かしました。この感動的な出会いと20年近い歳月を経て結ばれた結婚の物語は、多くの視聴者の心を捉えました。別所は、ハリウッドでのキャリア初期に経験した特別な出会いが、いかにして人生の伴侶へと繋がっていったのかを語っています。
別所哲也が「徹子の部屋」で妻との出会いを語る姿
若き日のロサンゼルスでの偶然の出会い
別所哲也と現在の妻との出会いは、彼が慶応大学在学中にミュージカル俳優としてデビューし、1990年に日米合作映画「クライシス2050」でハリウッドデビューを果たした頃に遡ります。妻は当時UCLAの大学生で、別所がロサンゼルス滞在中に世話になったホームステイ先のお嬢様でした。別所より1歳年下の日系4世である彼女との最初の接点は、映画の仕事に集中していたためごく短いものでした。当時は「ちらっと帰ってきて“あ、どうも”っていう感じ」の挨拶を交わす程度で、深く交流することはありませんでした。別所は主に彼女の母親から日本料理を振る舞ってもらうなど、お世話になっていたと言います。
運命が再び動き出す:日本での再会
二人の関係が大きく動き出したのは、出会いから数年が経ち、妻が大学を卒業して日本での就職を決めた時でした。彼女の母親から「日本の不動産会社の社長さんの秘書になって、日本に暮らすことになったから、哲也、あなたがロサンゼルス行った時、お世話したから、今度うちの娘が行くんで、なんかあったら一緒にご飯食べたり、分からないことあったら手伝ってあげてほしい」と依頼されたのがきっかけでした。当時、多忙を極める「トレンディ俳優」として知られていた別所は、ドラマを掛け持ちするなど過密なスケジュールで過ごしていましたが、この再会を機に二人は少しずつ親交を深めていきました。
太平洋を越えた絆:仕事と価値観の共有
別所哲也と妻は、それぞれが持つ背景と価値観において深い共鳴を見出しました。妻は日系4世としてアメリカにルーツを持ちながらも日本に暮らし、別所は静岡生まれの日本人でありながらアメリカや世界を舞台に仕事をすることを夢見ていました。このお互いの国境を越えた視点と、仕事に対する情熱が、二人の間に特別な絆を育んでいきました。「お互い太平洋を挟んで、お互いのアメリカと日本っていう国で。彼女は日系4世で日本にルーツを持ちながらアメリカ。僕は日本人で静岡生まれですけど、アメリカに憧れて、アメリカという国で、あるいは世界と仕事したいと思ってたところで、とっても気持ちが合った」と別所は語っています。出会ったのは別所が23、24歳の頃で、結婚したのは40代に入ってからと、20年近くもの歳月が流れていました。互いに仕事への情熱を尊重し、そして何よりも「人生の中で、一緒に時間を過ごしたり、分かち合うのに、彼女が素敵だなと思ってた」ことが、二人が結ばれる決め手となりました。
結び
別所哲也と日系米国人の妻の結婚は、単なる偶然の出会いから始まり、20年近くの時を経て深まった運命的な絆の物語です。互いのキャリアと価値観を尊重し合いながら、時間をかけて育まれた愛情が、最終的にかけがえのないパートナーシップへと繋がりました。この二人の物語は、国境や時間を超える普遍的な愛の形を示しています。
参考文献
- Yahoo!ニュース (元記事): https://news.yahoo.co.jp/articles/6ea7c1420f83a774fc1f01e4f6df3306e46cd452
- テレビ朝日「徹子の部屋」2025年8月4日放送回