安倍晋三首相は12日、ジャマイカのホルネス首相と官邸で会談し、ジャマイカの海上警備や災害対処の能力強化に向けパトロール艇と救助艇を提供すると伝えた。両首相の立ち会いの下、両国は二重課税や国際的な課税逃れを防止するための租税条約に署名した。
安倍首相は、カリブ海諸国の地域共同体「カリブ共同体」(カリコム)の主要国であるジャマイカとの友好関係を深め、日本が目指す国連安全保障理事会常任理事国入りへ連携したい考えだ。
両首相は会談で、法の支配に基づく海洋秩序の重要性を確認した。安倍首相は平成27年に日本の首相として初めてジャマイカを訪問している。