23日午後1時30分頃、東京都渋谷区渋谷の複合施設「渋谷ヒカリエ」で、目撃者から「催涙スプレーがまかれ、多数の人がせき込んでいる」と110番があった。東京消防庁などによると、レストランが入る7階で男がスプレーを噴射し、近くにいた0~60歳代の男女18人が目や喉の痛みを訴え、このうち男女8人が救急搬送された。いずれも軽傷という。
駆けつけた警視庁渋谷署員が、自称都内に住む会社員の男(46)を、40歳代男性にスプレーを吹きかけてけがをさせたとして傷害容疑で現行犯逮捕した。
同署幹部によると、男は7階の共有スペースのソファに座っていた際、後ろに座った男性と背中がぶつかって口論になったという。容疑を認め、「頭にきて、かばんの中にあった催涙スプレーを噴射した」と供述している。