〈群馬・父親殺害〉「お父さんが嫌い」「家に帰りたくない」精神科医の父を殺害した明るい15歳サッカー少年は遺体を放置し友人と外出…1カ月前には父と殴り合いのケンカ


〈画像〉サッカー部だった男子生徒の家の玄関前に置かれていた使い古されたサッカーボール

友人宅を転々と…「お父さんが嫌い」「帰りたくない」

14日午後10時過ぎに、1人でJR桐生駅近くの交番を訪れて「父親を刺した」と出頭するまでの間、「14日午後に市外で開かれたイベントに友人と行った」と供述しているという。

少年は4人暮らしで、母親と妹は県外に帰省中で、事件時は父親と2人きりだった。警察官が男子生徒の自宅に駆けつけると、父親の井手基文さん(48)がすでに死亡していた。死因は出血性ショックだった。

近隣住民によると、1カ月前に家庭内のトラブルでパトカーが男子生徒の自宅に駆けつけていたという。男子生徒と同級生の息子を持つ40代男性の家庭内トラブルの詳細を明かす。

「息子がAと同じ中学校に通っており、何度もうちに遊びにきていました。明るくてどこにでもいるような少年です。『こんにちは』『お邪魔しています』などあいさつがちゃんとできる子で、こちらからあいさつをすると必ずお辞儀して返すいい子という印象。

根暗だとか、問題を起こす不良という印象はない。息子とはゲームをしたり、自転車で近隣に出かけたりしていた。

ただ、同級生の間で、Aは父と仲が悪いことで有名でした。1カ月前に家にパトカーが来たとして、近所で話題になったのです。心配した息子がAに聞くと『父とけんかをしてしまった』と話したそう。もみ合いになり、殴り合いにもなったとか。

とはいえAの顔など目立つところにアザなどはできていなかった。日常的に暴力を受けていたなどの話は聞いたこともないし、アザなども見たことがないと息子は話しています」

思春期特有の反抗期だった可能性もあるが、男子生徒と父親の間には“距離”があったようだ。男性が続ける。

「周囲には『家に極力帰りたくない』と話していた。理由を息子が聞くと、詳しい内容は話さなかったものの、『お父さんが嫌い』『性格が合わない』って、去年の夏ごろにも息子からそんな話を聞いている。泊まり歩くのは長期休みのときだけではなく、土日なども外泊したがっていたようだ。

ウチも2〜3カ月前に息子から『Aくんが泊まりたいと言っているけどいい?』と相談を受けたことがある。別に悪い子ではないし、いいよと返事をしたものの、結局Aの都合でなくなった。この夏休みも複数の友人宅に泊まり歩いていたようだ」



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