タクシー運転手への脅迫と暴行の疑いで書類送検され活動自粛中の7人組ダンス&ボーカルグループ「三代目J SOUL BROTHERS」のボーカル・今市隆二と、被害者のタクシー運転手側との間で28日、示談が成立した。同日に都内で被害者側の河西邦剛弁護士らが記者会見。今市が禁酒していることを示唆する書面を受け取っていたことを明かした。
河西氏は「8月7日に、今市さんの方から生活に必要な外出以外は自宅にて禁酒を続けているとの(書面での)話があった」。また、示談金も発生しているものの、金額は「守秘義務があるので言えない」とした。
河西弁護士は「本日付になります。暴行脅迫被疑事件について示談が本日成立したことを報告いたします」と説明。「運転手に向けての訳ではないと話しているとの一部報道がありました。今市氏が最終的に、被害者に向けて殺すぞという趣旨の発言をしたことを認め、暴行および脅迫の事実について謝罪があったため、被害者は謝罪を受け入れ、きょう示談が成立しました」とし「被害者は、示談の成立に伴い暴行罪および脅迫罪について被害届の取り下げを行いました」と明言した。
被害者のコメントも発表。今市からの被害については「衝撃と恐怖は物凄いものがありました」とした上で「今市さんが、暴行および脅迫についての事実を認め、反省しているのであれば、私個人の意思としては、今市さんの芸能活動の自粛や、グループのメンバーとしての芸能活動の休止を求めることはありません」とした。
今市は4月5日午前5時ごろに酒に酔って飲食店から帰宅する際、都内を走行中のタクシー車内で男性運転手の腕を引っ張ったり、運転席と後部座席の間にあるアクリル板を殴ったりした。運転手にけがはなかった。警視庁は今市を「殺すぞ」などと脅したとして、脅迫と暴行の疑いで先月31日に書類送検された。
報知新聞社