韓国で衝撃の家族関係登録簿問題:元夫の婚外子が元妻名義で発覚

韓国社会で、離婚した元夫が元妻の家族関係登録簿にひそかに婚外子を登録していたという前代未聞の事例が明らかになり、波紋を広げています。YTNラジオの「チョ・インソプ弁護士の相談所」で紹介されたこの相談者の体験談は、家族の絆と法的責任の複雑さを浮き彫りにしています。この女性は54年前に結婚し、一人娘をもうけた後、娘が大学入学を控えた頃に元夫と離婚しました。しかし、ある通知をきっかけに、長年隠されていた衝撃の事実が発覚したのです。

驚くべき事実の発覚:低所得支援と交通違反金の通知

事の始まりは、女性の娘が基礎生活受給者(低所得支援制度)に選定されたという通知でした。さらに、見覚えのない人物からの交通違反金未納通知が届いたことで、女性は不審に思い調査を開始しました。驚くべきことに、調査の結果、女性自身が出産した覚えのない2人の息子が、自身の家族関係登録簿に記載されていることが判明したのです。これは、誰にとっても信じがたい、まさに悪夢のような事実でした。

家族関係登録簿の問題に直面し困惑する韓国の女性家族関係登録簿の問題に直面し困惑する韓国の女性

隠蔽された真実と「カッコウ」のたとえ

元夫は、女性と結婚する前に別の相手と事実婚状態にあり、その間に2人の息子をもうけていました。そして、その事実を隠したまま女性と結婚し、婚外子である子どもたちを女性の名義で出生登録していたことが明らかになりました。女性は、元夫が酔った際に「俺はカッコウみたいな男だ」とつぶやいていたのを思い出し、その言葉の恐ろしい意味をようやく理解しました。カッコウが他の鳥の巣に卵を産み付け、育てさせる習性を持つことから、元夫の行動が自らの言葉で示唆されていたのです。女性が元夫の親族に連絡を取ったところ、現在、この2人の息子とは音信不通になっているとのことです。

専門家による法的助言:相続問題と解決策

この複雑な家族関係登録簿の問題に対し、番組のシン・ゴウン弁護士は専門的な助言を提供しました。「この問題を整理しないと、将来的に相続問題などで不利益が生じる可能性があります」と警告し、女性に対し「親子関係不存在確認訴訟」を起こすことが可能だと説明しました。さらに、もし息子の居場所が分からなければ、「失踪宣告」を申請し、法律上の死亡者とすることもできると具体的な解決策を提示しました。このアドバイスは、同様の問題に直面する人々にとって重要な指針となるでしょう。

この韓国の事例は、家族関係登録の正確性と、それに伴う法的・倫理的責任の重さを改めて浮き彫りにしています。不正確な登録は、相続問題だけでなく、個人のアイデンティティや権利にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。適切な法的措置を通じて問題を解決することの重要性が、強く示唆される出来事となりました。

参照元:

  • KOREA WAVE/AFPBB News (2025年08月30日公開)
  • YTNラジオ「チョ・インソプ弁護士の相談所」番組内容より