「習思想守れ」記者に新基準 中国、ネット世論誘導も





米国の経済界の代表らとの面会で発言する中国の習近平国家主席=11月22日、北京の人民大会堂(共同)

 中国国営通信の新華社は15日、日本の新聞協会に当たる「中華全国新聞工作者協会」が、記者の倫理基準を10年ぶりに改定したと伝えた。習近平国家主席の指導思想を堅持するよう呼び掛け、インターネットでの世論誘導も重要な役目と定義した。共産党による報道統制が一層強まりそうだ。

 2009年以来の改定という。協会は共産党の指導下にあり、従来と比べ党の関与の度合いが濃厚となった形だ。

 新基準は、第1条第1項に「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」による「頭脳の武装」の必要性を掲げた。

 ネットに関しては、新技術に習熟することで「正しい宣伝とネット世論の誘導」に努めるよう求めた。

 国際社会に対しては「中国の制度、良い話題、党の話題」の報道に努力せよ、と説いている。(共同)



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