[2日 ロイター] – 米カリフォルニア州連邦地裁は2日、トランプ政権によるロサンゼルスへの州兵派遣について、連邦軍による国内の法執行への介入を制限する法律に違反するとし、同州における犯罪対策としての軍の使用を阻止する判断を下した。
政権は6月、不法移民取り締まりへの抗議活動に対応するため、州兵4000人と海兵隊700人をロサンゼルスに派遣した。
ただ、軍の使用を禁じる命令の執行は12日まで保留されるため、この間にトランプ政権が上訴する公算が大きい。
トランプ大統領は8月、治安維持を目的に、首都ワシントンに州兵を派遣し、ワシントン警察当局を連邦政府の指揮下に置いた。その後、中西部イリノイ州シカゴにも軍を展開する考えを示している。